購入よりも大事?! 売却の仕組みを理解しましょう
ワクワク胸を踊らせて購入したハワイ不動産。しかしながら、所有してから順風満帆とは限りません。様々なことを考え、しっかりと売却時の戦略も練っておくことはある意味購入よりも大切なことと言えるかもしれません。そのため、Crossoverは売却に力を入れています。いろんな理由で売却をされる方がいますが、まずは売却の仕組みを順をおって理解していきましょう。
一体、ハワイの不動産はどうやって売却するのでしょうか?
売却をするにあたり決めなければならないことは、大きく下記の4つです。
① 現地エージェント選定
② 売却価格
③ 仲介手数料率
④ 媒介契約期間
この4つをベースとして、マーケットに出すためのListing Agreement(媒介契約書)を作成・締結し、売却に向けての第一歩を踏み出すこととなります。
不動産エージェントの選び方
エージェントの選定は、購入時だけではなく、売却時においても非常に重要なポイントです。
日本では、「一般媒介」「専任媒介」「専属専任媒介」と、売却を依頼する場合にいくつかの契約形態がありますが、ハワイにおいては基本的には「専属専任媒介」のみになります。ハワイにはMultiple Listing Service(MLS)という不動産情報データベースが構築されています。媒介契約を受託したエージェントが、その情報をMLSに入力をすることによって、全不動産エージェントがその情報にアクセスできるようになるため、複数のエージェントがMLSに掲載すること自体、そもそもおかしなことになってしまうのです。
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それならどのエージェントに依頼しても一緒じゃないか、と思われるかもしれません。もちろん、MLSに掲載すること自体はエージェントであれば誰でもできますが、それだけがエージェントの仕事ではありません。
MLSには常時3,000~4,000件程度の販売物件が掲載されています。その中で、受託した物件を「より多くのエンドユーザーに認知してもらう」こと、また「買い手を連れてきてくれる買い手側のエージェントに認知してもらう」必要があります。そのために受託したエージェントは様々なマーケティングを行なう必要があるのですが、自分が依頼するエージェントが物件を売却するためにいったいどのようなマーケティングを行なってくれるのか、その点が重要になってくるわけです。
よくエージェントが行なうマーケティングとして一般的な施策としては、
セミナー開催
DMの送付
ハワイ情報誌への広告など。
上記のようなものが挙げられますが、情報化社会のこの時代においてはもっと様々なマーケティングプランも検討できるかもしれません。
ですので、ご自身が売却を依頼するにあたり、そのエージェントにはどのような強みがあるのか、マーケティングプランはどう考えているのか、一度ヒアリングしてみるのも良いかもしれませんね。
また、マーケティングが功を奏し、無事に買い手が見つかった場合には、そこから売買契約書に則って、売却に向けて売主としての必要な諸手続が発生します。
その書類上の手続きを、いかに日本人にとって分かりやすく説明し、ストレスレスに進めることができるかということは、そのエージェントの経験値や人間性に依存するところがあります。特にアメリカは契約社会ですので、契約書に定められた手続きは滞りなく進めていく必要があり、うっかりとタスクを見逃してしまうとDefault(債務不履行)と看做されることもあり得ます。
エージェントはその名の通り自分の「代理人」です。
不動産は資産の中でも金額的に大きな割合を占めるものになると思いますし、特に海外不動産は売却手続きが日本とは違う点も多く、税務上留意すべき点も専門的な知識が求められます。
早く、また適正な価格で売却することが第一ではありますが、一連の手続きに関しても安心して任せることができるエージェントを探しましょう。