Waieaの修繕に開発業者が約$100Mを計上

ホノルル・カカアコで開発が進む大規模コミュニティ、ワードビレッジ。建設予定も含めて計16棟のコンドミニアムと商業施設、公園などからなるコミュニティです。コミュニティ内の記念すべき第1棟目となったワイエアは、Guradian Glassが提供する約1200もの特殊なガラスを外装に用い、一際目を引く外観となっています。水面をイメージした非常にデザイン性の高い外観ですが、外装に使われたガラスが騒音の原因となっているとして、これまでユニット所有者、開発業者、施工業者等の間で大きな問題となっていました。

竣工以来続くこの問題に終止符を打つべく、プロジェクトの開発業者ハワードヒューズが最新のファイナンシャル・レポートにて、約$114.5Mをワイエアの修繕費用として計上したことが分かりました。

訴訟問題にまで発展していた本件ですが、ハワードヒューズには法的な修繕費用の支払い義務は発生していません。ハワードヒューズは今回の決定について、ワイエアとワードビレッジ成功のために今回の負担を決めたと話しています。また、開発業者によるこれだけの献身は過去に例を見ないことであり、居住者の健康と福祉を重んじていることの表れだとのことです。

修繕工事はまだ手続き半ばですが、順調に進めば2月にも修繕が始まる見込みです。所有者による管理組合は、今回のハワードヒューズの決断を歓迎するコメントを出しています。

Honolulu Star Advertizerより引用

Howard Hugues Corporationとは
ハワードヒューズはアメリカ、 テキサス州に本社を構える不動産開発会社。1913年に設立された石油採掘機材の会社が不動産に業務展開したことに端を発します。1996年に不動産部門が独立し、その後買収や合併を経て現在の形となりました。1900年代半ばに不動産分野に進出して以来、米国全土で多くの大規模プロジェクトを手掛けてきた、歴史のある企業です。
2018年時点の総資産はは約73.6億、 従業員数約1500人。不動産の所有、管理運営、開発など幅広く展開し、現在最も成功している不動産開発業者とも言われます。「マスタープランド・コミュニティ」と呼ばれる長期の超大型都市開発の先駆けとなり、手掛けた都市開発では受賞するなど、非常に高い評価を受けています。
 
公式サイトはこちら:Howard Hugues Corporation
Ward Villageとは

ハワードヒューズが開発を手掛ける、ホノルルの中心部60エーカー(約7万3千坪)のマスタープラン・コミュニティ。アラモアナショッピングセンターすぐ西のカカアコ・エリアに位置し、空港からも約20分と抜群の立地です。

高級レジデンス、130点以上の店舗、話題のグルメ、シアター等のエンターテイメント施設、広々とした公共エリアなど、極上のハワイライフに必要なもの全てがコミュニティ内に完備されています。コミュニティの完成は15年以上先ですが、既に全米住宅建設業者協会より「マスタープラン・コミュニティ・オブ・ザ・イヤー」に、Architectural Digest誌より「Best Planned Community in the U.S.」賞に選ばれるなど、高い評価を受けています。

2021年1月時点ではワイエア、アナハ、アエオ、ケ・キロハナの4棟が完成しており、ビクトリア・プレイス、コウラ、アアリイが販売・建設中です。ザ・パーク・ワードビレッジとウラナ・ワードビレッジと呼ばれるプロジェクトの建設が予定されていますが、現時点では詳細はまだ発表されていません。

全てが完成すると、100万平方フィートの商業スペースと16棟4500戸以上の住居を有するコミュニティとなります。

 

公式サイトはこちら:Ward Village

 


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WAIEAとは

2016年末に竣工した、ワードビレッジ内1棟目のプロジェクト。36階建てのタワーレジデンスと10戸のヴィラからなる、全171戸のコンドミニアムです。ガラスによって波打つ水面を表現した外観は、ラグジュアリーな物件が立ち並ぶワードビレッジでも一際目を引きます。全室オーシャンビュー、3mの天井高があり、開放感溢れる造りが特徴。室内には家電一式が完備された状態で販売されました。シアタールーム、図書室、オーナーズラウンジ、BBQエリア、ドッグパークなどアメニティも充実しています。

 

公式サイトはこちら:WAIEA