ここ15年間程度、日本人投資家の皆さまのハワイ不動産購入意欲は、件数・金額ともに目を見張るものがありました。定期的に公表されるInternational Buyer Statistics(海外からの不動産購入統計)を見ると、2014年度以降、日本人がずっと第一位の座をキープしてきたほどです。ありがたいことに弊社でもたくさんのお客様のご購入に携わらせていただきました。
ただし、2020年からのコロナ禍において、ハワイへの渡航制限や厳しいロックダウンなど、世界規模の未曾有の事態に、観光大国ハワイはどうなってしまうのだろうという不安がつきませんでした。
それから2年が経過し、Withコロナの時代に移行してきているようなタイミングとなり、少しずつですが日本人もハワイ入りできそうな環境が整ってまいりましたが、まだまだ以前のようには気軽に行くことができないかと思います。
下記はハワイ州のDepartment of Business, Economic Development & Tourismが公表している日本人のハワイへの渡航者数推移データです。コロナ前の2019年と比べると、日本からの渡航者数は90〜95%前後減少の状態が継続しています。
2022年3月1日以降、3回目のワクチン接種を受けており、かつ帰国時の検査で陰性だった場合には、日本帰国時の隔離が不要になりました。それに伴い、3月からは若干渡航者数も増加傾向にありますが、日本人渡航者数が以前と同様の水準に戻るまでには少々時間を要するのではないかと思われます。
せっかくご所有のハワイ不動産があるにもかかわらず、2年以上行けていない、というオーナー様が大多数なのではないかと思われますが、その不動産、どうされますか?
もちろん、ハワイに不動産を所有されているオーナー様は、本当にハワイがお好きで、それこそ「夢」を叶えるというようなお気持ちで購入をされた方も多いと思います。それでもやはりハワイ不動産を所有するというのは「投資」の一環である方が多いのではないでしょうか?
そして投資には、一定の段階で出口を迎えるタイミングというのがあると思いますが、正に今、その出口を迎えるに最も適したタイミングである可能性が高いかもしれません!
大前提として、日本の投資家さまにとって、ハワイ不動産の最終的な資産価値は下記の2つの変数によって変動します。
まず、「ドルベースの不動産価格」についてですが、先日公開した2022年3月期のハワイ不動産マーケット動向をご覧いただけると、2022年3月期には戸建・コンドミニアムともに、観測史上最高値を更新しました!
コロナ禍によってハワイはゴーストタウン化してしまうのではないか、と思われていた方もいるかと思いますが、蓋を開けてみるとその真逆でした。
① 巣ごもりの必然性からのより良い住居を求める需要
② コロナ対策として米国が急激に押し進めた金融緩和による住宅ローン金利の下落
③ リモートワークの定着によるアメリカ本土からの移住者の急増
などの要因によって、ハワイ不動産は下がるどころか急上昇をしたのです。
戸建の取引中間価格はなんと100万ドルを超え、コンドミニアムも50万ドルの大台に乗せたという、かつてない活況を呈しております。
過去15年の間に購入された方々は、ほとんどのケースで購入時のドル価格よりも現在のドル価格が上回る可能性が高いのです。
そしてもう一つの要素である、米ドル/円の「為替」。
こちらも昨今急激に動いているのはご存知の通りです。実際に2022年に入ってから2022年4月20日まででなんと15円程も円安に振れている状態です。
2015年に120円を超えたことがありましたが、それ以降はおおよそ105円〜115円のレンジで動いてきたドル円の為替が、ここにきて一気に130円と突破しました。
過去20年の間にハワイ不動産を購入された方であればほとんどの方に為替差益が生じるという状況で、それこそ2012年前後に購入された方は為替だけで60%程の益が生じるという環境です。
上記の通り「ドルベースでの不動産価格」×「米ドル/円」の原則で考えると、現在の状態は10年スパンで見た時にハワイ不動産の売却に最も適しているタイミングであるということ、ご理解いただけるのではないでしょうか?
これからハワイ不動産の売却についての情報をどんどん公開してまいりますので、ハワイ不動産ご所有のオーナーさまで、今後の方向性を検討されていらっしゃる方は是非お問合せくださいませ!