ホノルル市内の主要幹線道路であるAla Moana Blvdに、歩行者用の新しい高架橋が完成し、2025年5月22日に正式に開通しました。この歩道橋は、アラモアナ・ブールバードに架けられており、ワード・アベニューとカマケエ・ストリートの間に位置しています。カカアコとワードビレッジをつなぐ重要な歩行者ルートとして設計され、地域住民や観光客の歩行環境を大きく改善することが期待されています。



このプロジェクトは、ホノルル市とハワイ州運輸局、さらにハワード・ヒューズ・コーポレーションの共同によって推進されました。新しい歩道橋はアラモアナ大通りの交通量の多さによる安全性の課題を解消するために設計されました。
こちらの歩道橋には、スロープが設置されていたり道幅が通常の歩道橋と比べても広い設計になっており、車椅子やベビーカー利用者にも配慮されたバリアフリー設計となっています。また、橋のデザインは周囲の景観と調和するよう工夫されており、特に夜間はLEDライトによって美しく照らされる演出も施されています。



今回の歩道橋の完成により、急速に発展を続けるワードビレッジやカカアコ地区の住民にとって、海沿いのリクリエーションエリアやショッピングモールへのアクセスがより便利になります。
地域住民からも「これで信号待ちのストレスが減った」「子どもを連れての移動が安心」といった声が多く聞かれており、すでにその効果が実感されているようです。


引き続きWard Villageの都市緑地構想の進捗についてはアップデートがあり次第随時こちらの記事を更新していきますので、どうぞお見逃しないようメルマガ登録をおすすめいたします!
Victoria Ward Park Makai が誕生!
ホノルルのカカアコ地区、Ward Village の敷地内に「ヴィクトリア・ワード・パーク・マカイ」がオープンしました。この公園は、Ward Villageで初めてSITES認証(サステナブルな景観設計を評価する制度)を取得した公園で、環境に配慮したランドスケープと屋外空間が特徴です。
1.4エーカーの敷地内には、ネイティブプランツ(ハワイ固有の植物)を植栽し、灌漑用水の使用を抑えながら生物多様性を促進。 また、公園内には、ハワイの伝統的な水路「アウワイ」から着想を得た噴水や水の流れを楽しめる仕掛けも設置されています。公園の横には散歩中に休憩できるテーブルと椅子が複数設置されている他、キオスクのようなブースが立ち並んでおり、売店やカフェがオープンするのではと思わず期待してしまうような出来上がりになっています。



アラモアナブルバードを横断するための歩道橋は現在も建設中ですが、外観はほとんど完成しているように見えますので、こちらがオープンするのも近々ではないでしょうか。歩道橋が完成すると、Ward Villageから海までのアクセスも大変便利になりますね!


また、池の周りには、アーティスト ダン・オスターミラー によるハワイ固有の水鳥「アエオ(ハワイアン・スティルト)」をモチーフにした「アエオ・バーズ」のブロンズ像が飾られています。
今後さらに広がるグリーンスペース
この公園は、Ward Villageの持続可能な都市緑地構想(3.5エーカー規模) の第一段階として整備されました。開発を手掛ける ハワード・ヒューズ・ハワイ のリージョン・プレジデント ダグ・ジョンストン 氏は、次のように述べています。
「ヴィクトリア・ワード・パーク・マカイは、ウェルネス(健康促進)、地域のつながり、そしてプレイスメイキング(地域の個性を活かしたまちづくり)を高めるために設計されました。これらは、ワードビレッジが目指す街づくりの重要な要素です。」

公園の名前は、ハワイの文化を大切にし、人々が集う場を提供してきた ヴィクトリア・ワード にちなんで名付けられました。彼女は、自宅を開放し、伝統的な集まりを通じて ハワイの芸術、音楽、言語 の継承に貢献した人物として知られています。
※ハワイの不動産ライセンスを保持しているCrossover Realty Hawaii LLCの許可を得て、情報を掲載しています。