12月も半ばとなりましたが、年末年始のご予定はお決まりでしょうか。世界的に新型コロナの第2波、3波が発生し、今年はお家で静かに過ごす方が増えそうですね。例年お正月をハワイで過ごしていても、「今年は流石に難しそう・・・」と諦めた方も多いかもしれません。
一方で、ハワイへの渡航規制が徐々に緩和されてきたのも事実。11月6日より日本はハワイ州の事前検査プログラムの対象となり、陰性の検査結果があれば、到着後14日間の自己隔離が免除されるようになりました。航空便も少しずつ増えてきており、実際のところどの位の人がハワイに行っているのか気になるところです。ハワイ州が毎日の訪問者数を公表していますので、ここでご紹介します。
日本からの渡航者はどれくらい?
4月8日から7月31日まで、日本からハワイへの直行便は全便停止され、渡航者は0となっていました。8月にJALが月4回の臨時便を運航したことを皮切りに、ハワイアン航空が10月に日本との直通便を再開するなど、数は少ないものの徐々にフライト数、渡航者数ともに増えてきています。
下の表1はハワイ州によって公表された、海外からの渡航者数統計です。「On Flights from Japan」の欄が日本からのフライト搭乗人数です。12月前半はほぼ毎日日本からのフライトがあり、多い日には1日約150人がハワイ入りしていることが分かります。多い日でも昨年比4%以下ですので、決して多いとは言えませんが、0の日々が数ヶ月続いたことを考えれば大きな進歩です。
ご参考までに、以下が11月の渡航者数です。6日から事前検査プログラムが適用されるようになったとはいえ、便数が限られていたので、日本からの渡航者数は月合計837人と低いままでした。12月は前半だけで既に993人ですので、大幅な増加となっています。年末に向けてフライトも多く予定されていますので、後半はより大きな伸びが見られそうですね。
観光目的もOK・・・?
ここで気になるのが、ハワイ入りした方々の目的です。やはりビジネスや喫緊の用がある方ばかりなのでしょうか。でもハワイに行くならやっぱり観光したいですよね。観光目的の渡航者はいるのでしょうか。
ハワイ州の新型コロナに関するポータルサイトで、渡航者の目的を調べることができます。試しに12月15日の渡航者について見てみましょう。この日、日本を含む海外からハワイ州へ到着した人は8,549人。以下表3がその渡航理由別人数です。なんと休暇が3,200人で第1位。友人・親戚を訪問、ハワイ州居住者の帰国が2位、3位と続きました。
さらに、表4が同日の成田空港からの渡航者内訳です。本統計によると渡航者数は43人と少なめでした。そして渡航理由は休暇がやはり第1位となりました。2位、3位に航空会社スタッフ、ハワイ州居住者の帰国と続きます。
現在でも、日本を含む海外から休暇を過ごすためにハワイへ行く方々は一定数いるようです。現在事前検査プログラムが適用されている国は日本のみ(カナダも12月中旬より適用開始予定)ですので、日本以外からの渡航者は到着後14日間の自己隔離ができる、時間に余裕のある方々がハワイを訪れているということですね。
※上記サイトでは国籍別の統計は出していません。ここで「日本からの渡航者数」としてご紹介しているのは成田空港からのフライト搭乗者数です。また、表1・2と表3・4は引用元が異なるため、数字に差異があります。
日本からのフライト
現在日本からハワイへのフライトはJAL、ANA、ユナイテッド航空、ハワイアン航空の4社が提供しています。すべての航空会社で定期便は運転見合わせ、臨時便のみの運航となっています。
JALで12月に予定されている日本発のフライトは成田と羽田を合わせて14便。2〜3日おきに1本の運行頻度です。1月分は本日12月16日時点で羽田からの7本のみが予定されています。
ANAは12月に1便、1月に9便、すべて羽田発です。
また、ZIPAIRが12月19日から新しくホノルル線を就航します。12月に7便、1月に9便の成田発ホノルル着が予定されています。価格は片道19,800円からとのことで、リーズナブルにハワイを楽しみたい方にぴったりですね。