当時29時間で完売という記録的人気コンドミニアム
2012年の発売当初、どうにかこの素晴らしいコンドミニアムを購入したいという希望者がずらりと長い列を作り、なんと29時間で完売したという驚異的な記録を持つコンドミニアムです。なぜそんなに人気だったのか、その魅力をご説明します。
住所: | 1555 Kapiolani Boulevard, Honolulu, 96813 |
タイプ: | コンドミニアム |
築年: | 2014年 |
総戸数: | 206戸 |
階数: | 23階建 |
間取り: | 1ベッド、2ベッド、3ベッド、4ベッド(PH) |
ペット: | 可 |
最低賃貸日数: | 30日 |
デベロッパー: | コバヤシ・マクナートン・ハワードヒューズ |
管理会社: | ハワイアナ・マネジメント |
アメニティー: | インフィニティプール、ジム、ヨガスタジオ、バーベキュカバナ、ジャグジー、サウナ、マッサージルーム、ワインテイスティングルーム、プライベートショッピングサロン、パッティンググリーン、ゴルフシミュレーター、会議室、プライベートダイニング、シェフズキッチン、シアタールーム、キッズパーク、ゲストスイート、ドッグラン |
ロケーションが素晴らしい!
ワン・アラモアナ最大の特徴は何と言っても、世界的にも有名なあのアラモアナショッピングセンター直結という稀有なロケーションでしょう。今でこそ、同じデベロッパーによるパークレーン・アラモアナが同じく直結というロケーションでありますが当時は唯一無二の存在でした。正直海沿いのパークレーンと比べても、利便性という意味ではこのワン・アラモアナが一歩リードしていると思います。
ワン・アラモアナは、1階にエントランスがあります。2階・3階はアラモアナショッピングセンターの駐車場で、4階・5階が住人専用の駐車場。6階がアメニティーフロアとなっています。
1階のエントランスの向かいには、高級デパート「サックス・フィフスアベニュー」のアウトレットの入り口があり、まさにショッピング天国まで数十歩足らずというわけです。さらにカピオラニ通りの反対側には、美味しい和食が食べられる凛花。そこからさらに徒歩数分で、おしゃれな雰囲気でローカルにも人気のMW。または、リーズナブルでスンドゥブがとても美味しいSo Dong Gongなども、全て徒歩数分圏内ととっても便利なのです。もちろん、ウォールマートやドンキホーテだって散歩圏内です。
とりわけ住人にとって嬉しいのは、まさしくお隣には食材から雑貨まで幅広く取揃えるTARGETがあることではないでしょうか。ちょっと電球が切れたり、電池がなくなったり、文字通りスープが冷めない距離にTARGETができたのは、その利便性を考えるととてもプラスだと思います。
さらに、もしもの時だって、すぐお隣のアラモアナビルに日本人による総合クリニックの聖ルカクリニックがあるので安心。
確かにビーチへのアクセスは他のオーシャンフロント物件と比べると100点ではありません。アラモアナショッピングセンターを突っ切って歩いて10分少々。それでも、少し離れているものの、海側のユニットからは眼下のアラモアナショッピングセンターが低層であるため、意外に開けていて綺麗なオーシャンビューが楽しめます。
新たなスタンダードを作り上げた、充実すぎるアメニティー
そのロケーションゆえ、歩いて何でも出来てしまうワン・アラモアナですが、コンドミニアム内も驚きの空間が広がっています。駐車場の上にコンドミニアムが建っているわけですが、駐車場の最上階である6階を利用してリゾート感溢れる共有エリアが広がっています。そこは住人だけに許された異空間で、外からはとても計り知ることの出来ない隠されたリゾートなのです。
ここを開発したのはハワイ地元のデベロッパーで、ワン・アラモアナの前には同じく高級物件のホクアを手がけたチームです。ホクアにも素晴らしい共有施設があるのですが、住人からは「コンクリートだらけで殺風景」だとか、「ビル風が強くてプールに入ると寒い」など厳しい声もあったようです。ワン・アラモアナを作り上げるにあたっては、それらの声を徹底的に研究し最高に贅沢な空間に仕上げたというわけです。ともすればフラットでコンクリートだらけになりがちな空間を、わざと盛り土をして自然なアンジュレーションをつけ、さらにほとんどを芝生とハワイローカルのプラントを配することで、あたかもどこかの公園にいるような雰囲気なのです。さらにバーベキューカバナもいたずらに数多く作るのではなく、一つひとつを極力離してプライベートな空間に仕上げています。もちろんその周りには芝生が広がっているので、こども達も安心して遊ばす事が出来るのです。
また、ワン・アラモアナは海に向かって横位置に建っています。多くのオーシャンフロント物件は海に向かって縦位置に建てられているわけですが、ワン・アラモアナの場合は建物が山側から吹く貿易風を遮ってくれます。そのため、海側に配されたプールやジャグジーではいつでも平和な雰囲気が漂っているのです。こんなところまでこだわって作られたアメニティーだけに、ワン・アラモアナ以降のコンドミニアムはこのワン・アラモアナの共有施設の影響が少なからず見かけられます。アメニティーの新たなスタンダードを作り上げたのが、このワン・アラモアナだったと言えるのではないでしょうか。
デベロッパーはドリームチーム
物件を選ぶ上で、開発会社は非常に重要な要素の一つでしょう。その点でこのワン・アラモアナは今後おそらくは叶うことはないと思われるドリームチームによる開発でした。
そもそもこのロケーションは、リーマンショック後にアラモアナショッピングセンターの所有者GGP社から、アメリカ本土の大手デベロッパーであるザ・ハワードヒューズ・コーポレーションが土地と開発権を取得。ハワードヒューズといえば、今はカカアコのワードビレッジの開発会社として知られていますが、当時はハワイでは実績ゼロ。そのため、地元で高級物件の実績を持つコバヤシ・マクナートングループとタッグを組み進められたのがこのプロジェクトというわけです。コバヤシ・マクノートングループはこれまで前述のホクアのほか、ダウンタウンのキャピトルプレースやハワイ島のクキオリゾートなど、名だたるラグジュアリー物件を手がけてきており、地元富裕層からは絶大な信頼を置かれている存在。そのため、彼らが作る物件であれば間違えがない、ということもあり発売前日から希望者が殺到したということもあります。
「値上がり」という期待もあるかもしれませんが、それよりも彼らが作るコンドミニアムで評判が良いのはその管理体制ではないでしょうか。レジデントマネージャーと呼ばれる管理人達は、住人全ての名前をしっかりと覚えており、エントランスを通るといつもラストネームで呼んでくれるのです。さらに建物中にあるセキュリティーカメラは24時間体制で監視されており、何か異変があるとすぐに駆けつけてきます。さらにゼネラルマネージャーは住み込みということもあり、何があっても安心な感じがしませんか?
このような管理体制は、後々のコンドミニアムの評価につながる大きな要素と言えます。不動産価格の上下は世の中の景気に大きく左右されますが、中には不動の人気というものを手にする物件もあります。それにはしっかりしたデベロッパーであること、その後の管理がしっかりしていること。これは最低条件と言えるでしょう。そして、ワン・アラモアナはその条件をクリアしていると言える数少ない物件なのではないでしょうか。
比較物件
パークレーン・アラモアナ、ホクア、コオラニ、アナハ、ウォーターマーク、トランプタワー、など
おすすめユニット
ワン・アラモアナは、真ん中を境に西側がエヴァウイング、東側がダイヤモンドヘッドウィングと分かれています。ユニットとしては、奇数(1、3、5、7、9、11、15)がエヴァウイングで、偶数(0、2、6、8、10、12、14)がダイヤモンドヘッドウィングとなり、ほぼ左右対照のフロアプランとなっています。
6階が共有施設で、7階はダイヤモンドヘッドウィングにはストレージルームがあり、エヴァウイングは7階からレジデンスエリアとなります。ただし7階は天井高が若干低くなっています。8階から19階が通常のレジデンスエリアで、天井高は9フィート(約2.7m)。(19階のみ10フィート(約3m))
20階から22階がペントハウスフロアで、23階がグランドペントハウスフロアとなっています。
ダイヤモンドヘッド側の隣にはパフィフィックセンタービルがあります。逆側はTARGETの店舗ですが低層のため、ビューは全体的にエヴァウイングの方が開けています。エヴァウイングの海側のコーナーユニットである7はお勧めできる一つです。また、山側のコーナーユニットの9もリビングからは海側が広く見ることができて、こちらもオススメです。