コロナが収束してから、ハワイ全体の観光業はコロナ前と同じくらいまで回復してきている一方で、日本人観光客についてはコロナ渦から加速してきた急激なインフレと円安によって、その滞在スタイルに大きな変化が見られていることはテレビでも大きく報道されていました。本記事では2025年最新のハワイ観光業について渡航者数や消費額に注目をしながら現状をお伝えします。
渡航者数の回復は順調なのか?


まずは渡航者数から見ていきましょう!上のグラフは2020年6月から2024年6月までの3か月毎のハワイ州への渡航者数を表したものです。
グラフ1はハワイ州への全ての渡航者数を表しています。アメリカ本土からの国内移動の渡航者と、ヨーロッパ、アジアなどの国外からの渡航者全ての合計です。全体の渡航者数で見ると、2021年9月には2,107,156人の渡航者を迎えており、コロナ前2018年の3か月毎の平均渡航者数 2,440,362人と比べても大差のない数字まですでに回復していました。
これにはコロナ中にステイケーションを求めて急増したアメリカ本土からの観光客が背景にあります。2023年3月から2024年9月までのデータでは平均2,375,346人という安定した数字をキープしており、今後も全体の渡航者数は増加することが見込まれています。
一方で、グラフ2は日本からの渡航者数を表していますが、2021年から2023年の後半まで渡航者数は15万人を切っており、コロナ前5年間の平均37.8万人と比べても大幅に回復が遅れてきていました。さらにその後、円安の影響によって数字は上がり下がりを繰り返していましたが、2024年9月にはようやくコロナ以降最高値の195,460人に達し、今後日本人観光客は徐々に増加することが予想されています。
気になる渡航者の消費額は?

円安とインフレが加速している中で気になるのが日本人渡航者の消費額。以下の表は、2022年と2023年の旅行者一人あたりの消費額を国籍別にまとめたものです。表の数字は左から2023年度の消費額 (USD)、2022年度の消費額(USD)、その変化(%)です。
表の上半分が旅行者一人あたりの1日の平均消費額を示していますが、日本は2023年に$240.7となっており、アメリカ本土やヨーロッパからの旅行者と比較しても大差のない額を消費しています。一方で、下半分の旅行者一人あたりの総合平均消費額で比べると、日本は平均$1,578.9と他の国と比べて1番小さい消費額を2022年、2023年ともに記録しています。しかし、これには日本人旅行者が他と比べて滞在期間が短い傾向にあるという背景がありますので、これだけでは一概に円安の影響で日本人のハワイ滞在中のお金の使い方が変わったとは言い難い結果となりました。
次に日本人旅行者による1日あたりの個人消費額をカテゴリー別に比較した表を見ていきましょう。金額の単位はドルです。
飲食の消費額は、インフレの背景からかコロナ前の2019年には$52であったのに対し、2023年は$59.5という右上がりの結果となりました。一方で、大きな変化がみられるのはショッピングの項目です。2019年には1日の消費額が$65だったのに対し、2023年には$50.2まで下がっています。さらに内訳を見ると、洋服、アクセサリー、化粧品、革製品の項目で消費額が下がっている中で、ハワイ土産の消費額については変化が見られないことから、円安の影響を受けてお土産以外の個人的な買い物を控える旅行客が増えたように思われます。
ハワイ滞在中の節約策
毎年恒例、年末年始になるとハワイへ飛び立つ日本人旅行客の様子がテレビで取り上げられますが、今年目立ったのは滞在中どのように節約して旅を楽しむかというようなインタビューでした。現状、どんな節約策が人気で、それに伴いハワイでの滞在スタイルにどのような変化が生まれているのかを見ていきたいと思います。

ハワイの物価は体感で日本の物価のおよそ2倍程度と言われています。食事代は全般的に日本より高くなるため、カジュアルな食事やテイクアウトでも1食平均3000円程度は見ておいた方がいいでしょう。
そんな中で日本からカップ麺やレトルト食材を持ち込んだり、現地のスーパーで食材を調達して自炊するような風潮が高まっています。それにより、今までホテル滞在しか検討していなかった旅行客の中にも簡単なキッチン付きのコンドミニアムに滞在することを検討する人が増えてきています。アメリカ人に比べてバケレンに滞在する日本人は少ない傾向にありますが、今後も円安により日本人のハワイでの楽しみ方が変わることでバケレンへの興味関心がさらに高まる可能性があるのは嬉しいですね!


先述の通り、ショッピングへの消費額が少なくなってきている中でもどうしても外せないのが、ご家族やご友人へのハワイ土産。不動のホノルルクッキーやハワイアンホーストのマカダミアナッツ・チョコレートも昔と比べて円安とインフレのダブルパンチで日本人にとっては大幅に値上がりしているのが現状です。
そんな中で注目を浴びているのが、アメリカ全土に展開しているディスカウントストア「マーシャルズ」。アメリカではキッチン用品やファッション雑貨、バス&ボディなど日常的に利用されている人気ショッピングスポットです。


アラモアナセンターやカポレイ・コモンズにお店を構えており、おしゃれな雑貨やアメリカブランドのコスメグッズが3ドルから10ドルで揃うためターゲットやウォルマートよりも安くばらまき土産を買うことが出来ます。また珍しいお菓子やコーヒーの詰め合わせが棚に並んでいることも多いですが、時期によって品揃えは大幅に変わるため人と被らないお土産を見つけるにも最適です。
最後に、ハワイでは欠かせないレンタカーをお得に利用できる便利なアプリ「HUI」をご紹介します。レンタカーやガソリン代も昔より高騰しており、なかなか手軽に借りる事が難しい場面もあるのではないかと思いますが、そんな時にオススメしたいのが1時間単位でレンタルできるリーズナブルなハワイのカーシェア・サービス「HUI」です。
HUI公式HPはこちらから: https://www.drivehui.com/
トヨタ車を提供するサーブコが運営する「HUI」は、レンタカーカウンターでの手続き不要で、スマートフォンのアプリを使って予約から支払い、返却まで完結できる手頃なカーシェアサービスです。
ワイキキやアラモアナ、カカアコ、ダウンタウン、空港などにステーションがあり、1時間単位でレンタル可能なため、ちょっとしたお買い物やお食事の際に数時間だけ利用することが可能で、対面でのやり取りが一切無い為、英語が得意でない方でも安心して使うことができる、まさに日本人にはぴったりのサービスです。
1時間の料金も車種によっては12ドルから高いものでも24ドル前後で用意されているため業界では破格の値段設定です。
日本のタイムズカーシェアと用途は似ていますが、入会金なしで登録できるのが「HUI」の嬉しいポイントです。また車両保険やガソリン代も込みでの値段設定に最初からなっているため追加で何かを支払ったり、給油する必要がないため手軽に乗り降りできるのも魅力的です。是非、ハワイでレンタカーを利用される際にはお試しください!
ホテル平均宿泊料は大幅値上がり!

上記の表は、2019年と2024年のホテル稼働率と平均宿泊料を比較したものです。州全体とオアフ島、さらにホテルのカテゴリーを5つに分類し、それぞれの稼働率と宿泊料が示されています。
稼働率については、コロナ前の数字まで回復というわけにはいきませんが、エリア別の内訳でワイキキを見ると、79.9%まで回復していることがわかります。2019年が82.4%でしたので後もう一息というところですね。平均宿泊料においては、一目瞭然、全てのカテゴリーで20%から40%以上価格が高騰しています。特にオアフ島のラグジュアリーホテルの宿泊料は平均$493.32から$704.85まで上がっていますので驚きの数字です。
この状況が続くと今年の繁忙期の夏は更に宿泊料が上昇すると考えられます。ここから更に為替の影響を受ける日本人にとっては、この宿泊料の上昇はかなりの痛手となりそうです。
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